SBI新生銀行で口座開設するメリットは?新規限定特典や手続き方法を解説

この記事はSBI新生銀行からのお知らせです。

銀行口座をすでに持っていると、わざわざ新しい銀行で口座を開設する必要性を感じないかもしれません。しかし、銀行を変えることで、たびたび発生している手数料が節約できたり、お金を預けることでもらえる利息が増やせる可能性があります。

この記事では、SBI新生銀行で口座開設をすると得られるメリットについて、詳しく紹介していきます。あわせて、新しく口座を開設する方限定の特典や、口座開設の具体的な方法も解説します。

SBI新生銀行に口座開設すると何ができる?

SBI新生銀行は、早くからネットバンキングに力を入れてきた銀行です。もともとは「新生銀行」として親しまれていましたが、SBIホールディングスの傘下に入ったため、2023年からは「SBI新生銀行」に商号変更されました。

SBI新生銀行の魅力は、ネットバンキングの機能が豊富なところです。口座を開設すると、多くの取引や手続きが、スマホやパソコンを使ってインターネット上で完結できます。

<SBI新生銀行のネットバンキング「パワーダイレクト」の主な機能>
取引 入出金明細・口座残高・振込・円預金・外貨預金など
手続き ネットバンキングのパスワードの変更・氏名変更・登録住所の変更・登録電話番号の変更・通知Eメールアドレスの登録や変更・ATMの出金限度額の変更・1日あたりの振込限度額の変更・金融商品仲介口座の開設のお申込みなど

ネットバンキングは、セキュリティ面で不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、スマホ認証サービスに登録すれば、振込などの取引の際にご自身のスマホでの最終承認が必要になるため、不正な振込を防ぐことができます。

また、ネット専業の銀行と違ってSBI新生銀行には実店舗もあるため、相談しながら進めたい取引などは、店舗で行うこともできます。ネットバンキングと実店舗の両方があるので、使いやすい銀行といえるのではないでしょうか。

ATMや振込の手数料が節約できる

銀行を利用する際に発生する出費として代表的なのが、「ATM利用手数料」や「振込手数料」です。1回あたりは小さな金額だとしても、気がつけば、年間で数千円や1万円以上の出費になっている人も珍しくありません。ストレスなく節約を成功させるコツは、手数料が抑えられる銀行を利用することです。
SBI新生銀行の場合にかかる手数料を見てみましょう。

ATMの出金手数料は最低でも月5回まで無料

SBI新生銀行の場合、提携ATMの出金手数料が、最低でも月5回は無料となっています。また、ATMから自身の総合口座への入金は無料です。そのため、多くの方は手数料をかけずに生活費などの入出金ができるのではないでしょうか。
提携ATMは、全国のコンビニやスーパーなどに設置されています。自分がよく行くお店が含まれていれば、買い物のついでに入出金ができて便利ですね。

<SBI新生銀行の主な提携ATM
ATM 設置場所の例
セブン銀行ATM セブンイレブン、イトーヨーカドー
イーネットATM ファミリーマート、デイリーヤマザキ
ローソンATM ローソン
イオン銀行ATM イオン、ミニストップ、ダイエー、マルエツ、ピーコックストアなど

ネットバンキングなら振込手数料が節約できる

銀行のサービスのなかでもよく使われるのが、「振込」です。同時に、手数料が発生しやすいサービスでもあります。

SBI新生銀行の場合、ネットバンキングを利用することで、SBI新生銀行間の振込が回数に関係なく無料です。さらに、他行宛の振込手数料についても、最低でも月1回までは無料で利用できます。

他行宛の振込手数料は有料の銀行が多いので、無料で振込ができるのは嬉しいポイントです。

ステップアッププログラムでさらにオトク!

出金や振込をよく行う人は、手数料が無料となる回数が足りないと感じるかもしれません。
そんなときは、取引内容や預入残高に応じて受けられる優遇サービスが決まる「ステップアッププログラム」の内容を確認してください。高いステージを獲得すれば、ATM出金手数料や他行宛振込手数料の無料回数を増やすことができます。

<SBI新生銀行のステージごとの各種優遇手数料>
スタンダード シルバー ゴールド プラチナ ダイヤモンド
指定のATM出金手数料※ 月5回無料 何回でも無料
インターネットによる他行宛振込手数料の無料回数 無料回数 月1回 月3回 月5回 月10回 月10回
無料の回数を超える場合の手数料(税込) 214円/回 110円/回 110円/回 75円/回 75円/回
※一部対象外の提携金融機関ATMがあります。

新規に口座開設をした際は、口座開設から6カ月目まではプラチナのステージになります。口座開設後は入出金が多くなりやすい時期なので、ATM出金手数料が発生しないのは安心です。

また、預入総資産の年間判定残高が、100万円以上ならシルバーステージ、500万円以上ならゴールドステージになります。まとまった金額を預ける予定なら、高いランクのステージを維持できそうです。詳しい条件等の詳細はSBI新生銀行ウェブサイトにてご確認ください。

ほかにも、詳しくは後述しますが、「SBI新生コネクト」というサービスを設定すると、一気にダイヤモンドステージにランクアップできます。ダイヤモンドステージなら、月10回までは他行宛の振込手数料が無料です。普段から振込をする機会が多い人なら、月数千円の振込手数料を節約することも夢ではないでしょう。

証券口座との連携で普通預金の金利が大幅アップ

BI新生銀行では、「SBI新生コネクト」に申し込むと、翌々月から最上位のダイヤモンドステージにランクアップします。これにより円普通預金の金利がアップするなど、さまざまな特典が受けられるようになります。SBI新生銀行に口座を開設するなら、ぜひ覚えておきたいサービスです。

SBI証券と自動入出金ができる「SBI新生コネクト」

SBI新生コネクトとは、SBI新生銀行の円普通預金口座とSBI証券の証券総合口座を連携させて、自動で入出金ができるようにするサービスです。
SBI新生コネクトを設定すると、SBI証券で投資信託を購入する際に、自動でSBI新生銀行の円普通預金口座からSBI証券の総合口座へ資金が移動されて、購入代金に充てることができるようになります。反対に、SBI証券で取引に使っていない資金は自動でSBI新生銀行の円普通預金口座へ出金されます。
SBI新生コネクトによる資金移動は手数料もかかりません。SBI証券で取引を行いたい人にとても便利なサービスです。

SBI新生コネクトで円普通預金金利がアップする

SBI新生コネクトのメリットは、便利なだけではありません。SBI新生コネクトを設定すると、ステップアッププログラムのステージがいきなり最上位のダイヤモンドステージまでランクアップできるのです。

ダイヤモンドステージの特典のなかでも、ひときわ目を引くのが、「円普通預金の金利が年0.30%(税引前)にアップする」という特典です。なんと、ダイヤモンドステージ以外に適用される通常金利年0.11%(税引前)の金利の2倍以上です(2024年10月1日時点の金利)。

金利が年0.30%(税引前)の口座に100万円を1年間預けていたら、税引前で3,000円の利息が得られます。お金を預けているだけでお金がもらえるのですから、活用しない手はありません。 ※税金等は考慮していません

加えて、この金利が適用されるのが、定期預金ではなく普通預金であるのも注目すべき点です。普通預金ですから、いつでも入出金が可能です。例えば、生活費をやりくりしている口座には、ある程度の金額を預けている人が多いのではないでしょうか。普通預金の金利が高ければ、わざわざ定期預金に預け替える必要がなく、効率よく利息を受け取ることができます。

日本では長らく低金利が続いていましたが、2024年3月に日銀がマイナス金利の解除を決定してからは、徐々に銀行の預金金利も上昇傾向にあります。今後は銀行の金利に注目することで、もらえる利息に差が出る時代になりそうです。みなさんも、ぜひ今預けている銀行の預金金利を確認してみてください。

外貨で資産運用をする際にも有利に

ほかにも、外貨での取引をしたい人に嬉しい特典がついてきます。ダイヤモンドステージだと、米ドル普通預金の金利が年1.00%(税引前)にアップしたり、米ドルと円の為替手数料が片道6銭(1基本通貨単位あたり)となるのです(2024年10月1日時点の金利・為替手数料)。 外貨のままSBI証券に送金できるので、海外旅行や海外赴任などのために持っていた外貨をそのまま運用に回すことも可能です。

このように、SBI新生コネクトは資産運用との相乗効果が期待できるため、資産運用を行う人に特に便利なサービスです。とはいえ、投資信託などを購入しなくても、ダイヤモンドステージにランクアップすることができます。すぐに資産運用をする予定がない方でも、普通預金の金利アップといった特典を享受できます。

新規限定の口座開設特典がうれしい

新規のお客さま向けに、預金金利の優遇やポイントプレゼントなどの特典を用意している銀行は少なくありません。初めての口座開設でしか使えない代わりに、かなり魅力的な内容となっている傾向があります。銀行口座を開設するときは、ぜひ活用しましょう。

SBI新生銀行の場合も、新規の方に限定した2つ特典をご用意しています。

特別金利の「スタートアップ円定期預金」

新しく口座開設をした人は、特別に高い金利の円定期預金が利用できます。具体的には、金利が年1.2%(税引前)の3ヵ月ものの定期預金と、金利が年0.65%(税引前)の1年ものの定期預金の2つがあります。
どちらか好きなほうだけを使うこともできますし、両方使うこともできます。ただし、新規限定の商品なので、口座開設月を含む3ヵ月目の末日までに預入をする必要があります。

<SBI新生銀行のスタートアップ円定期預金
定期預金の種類 金利 500万円預けた場合の
満期時の受取利息の目安
3ヵ月もの 年1.2%(税引前) 約11,953円
1年もの 年0.65%(税引前) 約25,898円
※金利は2024年10月1日時点のもの。
※ネットバンキングからなら、1口あたり30万円以上(1円単位)で預入が可能。
【利息計算例】[3ヵ月もので500万円お預け入れの場合]500万円×金利年1.2%(税引前)×3ヵ月÷12ヵ月=15,000円 15,000円×15.315%(国税)=2,297円 15,000円×5%(地方税)=750円 15,000円-2,297円-750円=11,953円
[1年もので500万円お預け入れの場合]500万円×金利年0.65%(税引前)×1年=32,500円 32,500円×15.315%(国税)=4,977円 32,500円×5%(地方税)=1,625円 32,500円-4,977円-1,625円=25,898円

定期預金は、しばらく使う予定がないお金や、投資に回す予定がないお金を預ける先に向いています。例えば、1年以上先に車の買い替えや子どもの進学などを予定している場合は、定期預金に預けておくことで、着実に利息を得ることができます。

ほかにも、預入期間が短い3ヵ月ものなら、より気軽に使うことができます。「気がつけば貯まっていた」「退職金を受け取った」など、手元にまとまった資金がある場合でも、その資金の使い道や資産運用方針を決めるまでにはそれなりの時間がかかるものです。とりあえずの置き場所として、預入期間が短い定期預金を活用するのは賢い手といえます。

現金がもらえる「ウェルカムプログラム

「ウェルカムプログラム」とは、新規で口座を開設した後にさまざまな取引を行うことで、取引内容に応じた金額の現金がもらえるプログラムです。最大で3万1,000円もの現金が受け取れます。

<SBI新生銀行のウェルカムプログラム>
期限:口座開設月を含む3ヵ月目の末日まで(要エントリー)

対象取引 プレゼント金額 主な条件
新規口座開設 1,500円 総合口座パワーフレックスを開設完了すること。
SBI新生コネクトの設定&円普通預金への入金 3,000円 下記2つの条件を両方満たすこと。
・SBI新生コネクトを設定する
・ATMもしくは振込にて、1回で3万円以上のSBI新生銀行の円普通預金への入金があること
給与振込入金 5,000円 他の金融機関からSBI新生銀行の口座へ「給与」と認識できる入金が1回3万円以上あること。
スタートアップ円定期預金の設定 最大10,000円 スタートアップ円定期預金に期間中に合計500万円以上を預入すること。
<【3ヵ月もの】のプレゼント金額>
預入500万円以上:500円
預入1,000万円以上:1,500円
預入2,000万円以上:5,000円

<【1年もの】のプレゼント金額>
預入500万円以上:1,000円
預入1,000万円以上:3,000円
預入2,000万円以上:10,000円

※複数口を設定した場合は、適用される特典が一番高いもののみが対象となる
SBI証券との米ドル入出金 1,500円 SBI証券との外貨入出金サービスの利用で1回1,000ドル以上の入金もしくは出金があること。
円から米ドル定期預金の設定 最大10,000円 円から直接米ドル定期預金に期間中に合計100万円以上を預入すること。
<プレゼント金額>
預入100万円以上:1,000円
預入500万円以上:5,000円
預入1,000万円以上:10,000円

ウェルカムプログラムにエントリーすれば、新規で口座開設をするだけでも1,500円をもらうことができます。また、給与振込口座に指定したり、SBI新生コネクトの設定や円普通預金への入金などを行うことで、さらに現金を受け取れます。

加えて、まとまった資金がある人や、外貨による資産運用に興味がある人なら、スタートアップ円定期預金や米ドル定期預金の取引を行うことで、それぞれ最大1万円を受け取ることもできます。ウェルカムプログラムのプレゼントに加えて、預金の利息も受け取ることができるため、着実に資産を増やしたい人にうってつけです。

プログラム内容は変わることがあります。特典が減ってしまう可能性もあるため、新規口座開設の特典に魅力を感じたら、早めに行動に移すようにしましょう。

口座開設の方法

SBI新生銀行の口座開設は、基本的にはWeb上や郵送だけで完結できるため、思い立ったらすぐに進めることができます。手順は次の通りです。

ステップ1:Webフォームに必要事項を入力

SBI新生銀行の口座開設は、スマホやパソコンから行うことができます。Webサイトの手続き画面で、名前や国籍、生年月日、住所などの必要事項を入力・送信してください。その際、本人確認書類の提出方法(スマホまたは郵送のどちらか)を選択します。

なお、総合口座「パワーフレックス」の開設条件として、次のものがあります。

・日本国内に居住していること
・電話で申込内容等を確認できること
・既に総合口座パワーフレックスをお持ちでないこと

海外在住者やすでに口座を開設している人は申し込みができないので注意しましょう。

ステップ2:本人確認

スマホで本人確認書類を送る場合は、「署名」「本人確認書類(運転免許証かマイナンバーカード)」「申請者本人の顔」の3点を、スマホで撮影して送る必要があります。

郵送で送付する場合は、まず印字された申込書を郵送で受け取り、本人確認書類を添えて郵送で提出します。郵送の場合、本人確認書類として、運転免許証やマイナンバーカードのほかにも、運転経歴証明書、各種健康保険証、住民票の写しなどが選べます。

なお、本人確認書類の住所と申込内容の住所は一致していないといけないので注意しましょう。

ステップ3:キャッシュカードの受け取り

ステップ2までの手続きが完了すると、SBI新生銀行からキャッシュカードと暗証番号通知書が、それぞれ別便で届きます。「発送しました」というメールが、発送した翌日に登録したEメールアドレス宛に届くので、確認しておくと安心です。

キャッシュカードは簡易書留で、暗証番号通知は特定記録で届きます。別の住所へ転送することはできませんので、引っ越し前後に手続きを進める場合はご注意ください。

なお、店頭でも口座開設をすることができます。相談しながら手続きを完了させたい人は、コールセンターを利用したり、SBI新生銀行の店頭に足を運んで手続きを進めるとスムーズでしょう。

口座開設のよくある疑問

口座開設の際に出てきやすい疑問について、いくつか紹介します。

口座開設の手続きに必要な日数は?

本人確認も含めてWeb上で手続きを進めた場合は、約1週間から10日程度でキャッシュカードが届きます。郵送手続きの場合は、口座開設申込書をポストに投函してから約2週間程度で届きます。

店頭申し込みの場合は、当日中の口座開設ができます。しかし、即日でキャッシュカードが発行されることはなく、郵送で1週間程かかります。

通帳は発行される?

SBI新生銀行の場合、通帳は発行されません。残高や入出金明細は、ネットバンキングで確認できます。

ただし、入出金明細で確認できるのは、照会日当日から前々年同月までの分です。「お取引レポート」という機能を使うと、最新のレポート作成月から過去60カ月分までの取引内容を確認できます。

未成年者の口座開設方法は?

未成年者(18歳未満)の口座開設は、郵送か店頭で行います。親権者のいずれかの方が総合口座パワーフレックスを持っていることが条件に挙げられています。

未成年者の口座開設には、原則として印鑑の届出が必要となります。また、住民票の写しや戸籍謄本など、親権者との続柄が記載されている書類も必要です。

メリットの多い銀行での口座開設は家計にプラスになる!

銀行のサービスやキャンペーンをうまく活用すれば、手数料を節約したり、預金の利息を受け取ることができます。

なかでも、ATM利用料や他行宛ての振込手数料は、“チリツモ出費“の代表ともいえます。普段使いの銀行を変えるだけで削減できそうなら、早めに乗り換えを検討しましょう。

また、新しく口座開設をするなら、新規限定特典の内容を必ずチェックしてください。特典をフル活用できるよう、口座開設の手続きを進めるのと並行して、資金の動かし方などを考えておきましょう。

手数料の削減や預金の利息は、ひとつひとつは大きな金額ではないかもしれません。しかし、長く使い続けることで家計にとっては確実にプラスに働きます。趣味などの楽しみに使えるお金を増やすためにも、オトクに利用できる銀行を選ぶことをぜひ心がけておきましょう。

※本記事は、2024年10月1日時点の情報をもとに作成しています。

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執筆者プロフィール

  • 本稿は、執筆者が本人の責任において制作し内容・感想等を記載したものであり、SBI新生銀行が特定の金融商品の売買や記事の中で掲載されている物品、店舗等を勧誘・推奨するものではありません。
  • 本資料は情報提供を目的としたものであり、SBI新生銀行の投資方針や相場説等を示唆するものではありません。
  • 金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。
  • 上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性をSBI新生銀行が保証するものではありません。

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