旅行費用を貯金する方法は?毎月いくら貯金すればよいかの目安や節約のコツを紹介!

本記事は、SBI新生銀行からのお知らせです。

日常生活を忘れてリフレッシュできる旅行。しかし、旅行にはまとまったお金が必要です。旅行のための貯金が大変で日々の生活に支障が出たり、お金が思うように貯まらずになかなか旅行ができなかったりする人もいるのではないでしょうか。
「旅行をしたいけれどお金がない」「旅行をしたのにお金が気になって満喫できない」といったことがないように、計画的に旅行のための貯金を始めましょう。ここでは、旅行の費用の目安や内訳のほか、旅行にあてる資金を貯めるための節約方法などをご紹介します。

宿泊旅行の際の費用と回数の平均

旅行にかかる費用は、行き先やホテル選び、現地でのレジャーの内容などによって大きく変動します。しかし、ある程度の目安がないと、旅行資金の目標が立てられません。そこで、宿泊旅行の費用に関する調査結果を見ていきましょう。

1回あたりの国内旅行の費用

観光庁が行った旅行・観光消費動向調査によると、2022年の日本人国内旅行の1人1回あたりの旅行支出(旅行単価※)は41,146 円/人(2019年比10.1%増、前年比20.2%増)、宿泊旅行が59,174 円/人(2019年比7.5%増、前年比20.0%増)、日帰り旅行が18,540円/人(2019年比7.0%増、前年比7.0%増)となりました。コロナ禍で延べ旅行者数は一旦落ち込んだものの、旅行単価はここ10年でも過去最高となっています。2023年5月より、新型コロナウイルス感染症は5類感染症へ移行したことに伴い、今後は、さらに旅行者数と物価高による旅行単価は上昇するでしょう。

※1人1回当たり旅行支出[旅行単価]には、参加費、交通費、宿泊費、飲食費、買物代、娯楽等サービス費等が含まれます。

年間の国内旅行回数は2.59回

また、株式会社リクルートが行った「じゃらん宿泊旅行調査2022年」によると、年間平均旅行回数は2.59回、平均宿泊数は1.83泊で過去最高となりました。そして、1回の宿泊旅行にかかった費用は、コロナ禍前と比べて増加傾向にあります。
観光庁やリクルートの調査結果を踏まえると、旅行にかかる費用は、宿泊旅行が大人1人当たり59,174円で、平均旅行回数が2.59回であることから、年間でかかる旅行費用は約15万円、つまり、それと同額の旅行資金を用意する必要があります。家族4人の場合は、約15万円×4人=60万円となります。

まずは目標を設定しよう

旅行のために貯金を始めるときは、目標設定が必要です。旅行したい時期と貯めたい金額を決めておけば、ゴールがはっきりしてモチベーション維持につながります。
目標は必ず実現可能な金額の設定が必要です。無理な目標を立てると、日常生活を脅かしてしまう危険性があります。例えば、「家族で国内温泉旅行に行きたい」という場合は、希望の行き先までの交通費と泊まりたい旅館の宿泊費、現地で使うお金などを算出してみてください。その結果と、普段の生活費や貯金のほかに追加で貯められる金額を考え、「来年の夏休み」「今年の年末」など、行きたい時期から逆算して貯金の期間を考えてみましょう。家族でゴールを共有し、協力して節約や貯金に励むことも大切です。

旅行の資金を貯金する方法

旅行するためにはそれなりにまとまったお金が必要です。旅行資金を着実に貯めるためのコツをご紹介します。

先取り貯金する

余ったお金を貯めようとしても、なかなか予定どおりにはいきません。旅行のための貯金は、最初に毎月いくら貯めるのかを決めておき、できれば旅行資金用に別口座を開設し、生活費とは別に確保することをおすすめします。
このときに大切なのが、普段の生活費が足りないときに旅行のために貯めたお金をあてにしないことです。先取り貯金をすると、その分使える生活費は減りますから、時にはお金が足りなくなることもあるでしょう。しかし、そのたびに旅行のための貯金から取り崩していると、先取りの意味がありません。ですから、別口座で強制力を付けましょう。そして、限られた予算の中で生活する癖をつけてみてください。

関連記事:先取り貯金とは?成功させるコツや収入に応じた目安を紹介

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固定費を見直す

毎月の収入から、生活費と旅行費用を分けて管理しましょうとお伝えしました。使える生活費が減ることになりますので、生活費が足りなくなって、旅行資金を取り崩してしまい、旅行できなくなることは絶対に避けたいものです。このようなことにならないための方法として、生活費の見直しをおすすめします。特に効果の高い見直しは、固定費です。固定費とは、住居費、通信費、光熱費、保険、習い事、サブスクリプションサービスなどを指します。特に通信費や保険は一度見直すと、節約効果が非常に高いです。通信費は、使っているデータ契約量と使用量は一致していますか?持ちすぎていませんか?保険はお付き合いや何となく入っていた方が安心というレベルで加入しっぱなしになっていませんか?現状を疑うことから始めてみてください。

フリマアプリなどを利用して不用品を売る

月々の支出を見直したら次に行いたいのは、収入を増やす方法です。誰でも気軽に始められるのが、フリマアプリで不用品を売却すること。副業ほど稼ぎはないかも知れませんが、ちょっとしたお小遣い稼ぎになりますし、自宅もスッキリしますし、一石二鳥。売上金はフリマアプリと提携している電子マネーに入れることも可能です。現金で受け取る場合は、一般的に手数料がかかりますが、提携の電子マネーですと手数料なしで受け取ることが可能なケースが多いです。今は地方でも電子マネーが普及していますので、旅行先の飲食やお土産、宿代に充当することができます。ゲーム感覚で売上金を貯めることも、旅行へのモチベーションになることでしょう。

クレジットカードでポイントを貯める

みなさんが日々使用しているクレジットカードでポイントを貯める方法も有効です。ポイントを旅行券に交換したり、電子マネーに充当したりすることができます。ポイントを効率的に貯める場合は、例えば数枚持っているクレジットカードを集約して集中的に貯めることもおすすめです。ポイント還元率が高く、使用頻度の高いクレジットカードを持つことも良いかもしれません。




マイルを貯める

マイルとは、航空会社のポイントのことです。基本的には、飛行機の移動距離に応じて溜まっていきます。マイルとは距離の単位です。(1km=1.60934マイル)その単位がそのままポイントになります。飛行機の搭乗費用に充当できる、座席をアップグレードできる、宿泊、商品や電子マネーに交換できるなど多岐に渡ります。特にマイルを貯めて飛行機が無料になる旅行は、宿泊先やその他のアクティビティに旅行費用を使うことができるので、豪華な旅になり、それが旅行へのモチベーションにもなります。

旅行用の積立を利用する

旅行のための資金は先取貯金を行うのがコツですが、そう簡単ではありませんから、強制的に貯金できる自動積立の定期預金の利用もおすすめします。例えば、金融機関の自動積立を使えば、給与の振込口座から毎月1回、自動で旅行のためにお金を積み立てられます。

また、旅行会社の積立プランや、クレジットカードを利用したクレカ旅行積立、旅行費用の積立アプリなどを利用する方法もあります。積立金に一定割合を上乗せした金額が旅費として使えるといった特典があり、うまく使えばお土産やホテルをランクアップさせられるかもしれません。

旅行費用を節約するコツ

旅行費用といったとき、すぐに思い浮かぶのは、新幹線や飛行機などの代金と宿泊代金でしょう。しかし、実際は旅先での飲食代やレジャー施設への入場料といった、現地消費の費用も必要です。
そして、旅行費用はメリハリをつけて使いたいものです。安く済むところはしっかり抑え、使うところは惜しみなく投資する。そのような旅行にするには、どのような費用があるのかをしっかり把握して節約できるものは何か、使いたいところはどんなことか、を検討して思い出に残る旅行にすることが大切です。

移動費

移動費には、新幹線代、飛行機代、車のガソリン代や高速代、フェリー代などが該当します。新幹線や飛行機は、「早割」などの早期割引などが使えることもあるため、できるだけ安く利用できる方法を探してみましょう。計画的な旅行にすることが節約の第一歩となります。
また、宿泊とセットになったパックのほうが安いこともあります。同じ移動方法でも、予約方法や利用する高速道路などによって最終的にかかる金額が変わるため、金額と利便性を比較して検討してください。

宿泊費

宿泊費は、ホテルや旅館などの宿泊にかかる代金です。どこのホテルを選ぶかによって価格が大きく変わりますが、一概に安ければいいともいえないでしょう。サービスの行き届いた旅館で日々の疲れを癒やしたいなど宿にこだわりがあるのであれば、ここはしっかり投資していきましょう。しかし、現地の観光や自然を楽しむのが主な目的で、宿泊場所にはこだわらないという場合は節約ができます。旅行の目的に合致する宿泊先を選びましょう。

現地での移動や観光スポットなどの入場料

忘れてしまいがちなのが、現地での移動に使うバスや電車、タクシーなどにかかる移動費用と、観光スポットなどの入場料です。あらかじめ行きたい場所の移動や入場にかかる費用を調べておくと、より正確に予算を決められます。周遊券、フリーパスなどを設定している観光地もあるので、事前に確認し、購入しておけば交通費や観光入場料の節約になります。

お土産代、食事代

お土産の購入や食事も、旅行の楽しみのひとつです。現地での買い物や食事だけでなく、移動中にサービスエリアに立ち寄った際の飲食費や、駅弁代などもかかることを念頭に置いてください。特に食事については行き当たりばったりでなく、事前にその地域の名物を調べておくことで、満足度が高く、無駄のない買い物や食事ができます。結果的に節約につながることにもなります。

その他費用(旅行準備費用など)

初めて家族で旅行するときは、旅行用鞄やスーツケースの購入が必要ですし、海外旅行のためにはパスポートを取得しなければいけません。また、長時間移動用のアイマスクやネックピローなどを用意することもあるでしょう。特に、久しぶりの旅行ではさまざまな支出が発生します。必ず新品である必要はありません。一部のものはフリマアプリなどで安く手に入れる方法もあります。しっかり計画的に準備していくことで、無駄な出費を抑えられ、節約に繋がります。

旅行資金は計画的に貯金しよう

旅行のための資金を貯めるには、目標の金額や期間を決めて、計画的に積み立てることが重要です。簡単なことではありませんが、どこに行くか、何をしようかと検討しながら具体的な計画を立てることは、旅行の楽しみのひとつです。費用についても、楽しみながら貯金してください。

 

執筆者プロフィール

  • 本稿は、執筆者が本人の責任において制作し内容・感想等を記載したものであり、SBI新生銀行が特定の金融商品の売買や記事の中で掲載されている物品、店舗等を勧誘・推奨するものではありません。
  • 本資料は情報提供を目的としたものであり、SBI新生銀行の投資方針や相場説等を示唆するものではありません。
  • 金融商品取引を検討される場合には、別途当該金融商品の資料を良くお読みいただき、充分にご理解されたうえで、お客さまご自身の責任と判断でなさるようお願いいたします。
  • 上記資料は執筆者が各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性をSBI新生銀行が保証するものではありません。

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