大人が友達を作るのは難しい?気心の知れた友達の作り方
子供のころは、自然と仲の良い友達やグループを作ることができても、大人になるとなかなか友達が作れないことがあります。たとえお互いに好感を抱いていても、会社の同僚や知人として、一歩引いた付き合いにとどまっている人も多いでしょう。
しかし、大人だからといって、新しい友達づくりをあきらめてしまうのはもったいないことです。大人が「同僚」や「知人」ではなく、親しく笑い合える「友達」を作るためには、どうすればいいのでしょうか。
目次
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1.友達がいない理由とは?
1-1.仕事が忙しい
1-2.出不精
1-3.コミュニケーションが苦手
1-4.没頭する趣味がある
1-5.家族や恋人が好きすぎる
1-6.単独行動に慣れている
1-7.自己肯定感が低い
2.大人が友達を作る方法
2-1.社会人サークル
2-2.習い事
2-3.異業種交流会
2-4.アプリやSNS
2-5.シェアハウス
3.友達づくりのコツ
3-1.誘われたら行ってみる!フットワークの軽さを大切に
3-2.人や物事に関心を持つ
3-3.自分からいろいろな情報を発信する
3-4.ここで絶対に友達を作る!と意気込みすぎない
4.友達作りのために新しい世界に飛び込んでみよう!
友達がいない理由とは?
そもそも、子供のころはたくさんいたはずの友達が、大人になった今、どうしていなくなってしまったのでしょうか。友達がいない理由について考えてみましょう。
仕事が忙しい
平日は仕事で毎日残業、休日は家事と休息…という毎日を過ごしていると、友達を作る暇もなければ、できた友達と遊びに行く時間もありません。
いつの間にか、声をかける友達がいなくなってしまった、ということもあるでしょう。
出不精
家を出るのがおっくうになり、友達からの誘いを断ることが続くと、だんだんと誘われなくなってしまいます。また、外に出なければ新しい友達を作ることも難しいでしょう。
コミュニケーションが苦手
いつも人に囲まれている人と、そうでない人がいます。コミュニケーションがあまり得意でない人は、自分なりの付き合い方を理解してくれる人となかなか出会えない可能性があるでしょう。 知り合えた人とも、うまくコミュニケーションがとれずに、顔見知り程度で終わってしまうことがあるかもしれません。
没頭する趣味がある
誰かといっしょに行う趣味であれば、趣味仲間を作ることができます。しかし、ハンドメイドや写真撮影など、自分一人でできる趣味に没頭しすぎてしまうと、「友達を作ろう」と思って動いたり、趣味についての発信をしたりすることがなければ、輪が広がっていかない可能性があります。
また、趣味に没頭するあまり、「別に友達がいなくてもいい」と思うこともあるでしょう。
家族や恋人が好きすぎる
家族や恋人など、友達以外の人間関係を大切にしすぎていると、友達はできにくくなります。どこへ行くのも家族か恋人といっしょ、家族か恋人と話しているだけで楽しい…という場合、特に友達の必要性を感じないかもしれません。
しかし、あまり狭い世界に依存しすぎると、何かの理由で離れたとき、「誰も頼る人がいない」といった事態になることもあります。
単独行動に慣れている
「行きたい」と思った場所に自分一人でどんどん行ってしまうタイプの人は、「友達なんていなくてもいいや」と思ってしまったり、「あの人は一人行動が好きだから」と敬遠されてしまったりすることがあります。
自己肯定感が低い
あまりに自分を卑下する人は、いっしょにいて憂鬱な気持ちになってしまいます。また、自分に自信がないと、「私なんかと出掛けてもつまらないだろう」という遠慮をしてしまうことも多く、友達ができにくくなってしまいます。
「友達がいなくても別にいい」と本心から思えるのであれば、無理に友達を作る必要はないでしょう。しかし、「寂しい」「気兼ねなく話せる友達が欲しい」と感じることがあるのなら、友達を作るための努力をしてみることをおすすめします。
大人が友達を作る方法
大人でも子供でも、友達を作るためにはまず、「友達を見つけることができる場」が必要です。子供は、学校のクラスや部活動がその「場」にあたりますが、大人の場合はどうすればいいのでしょうか?
大人が友達づくりをできる場には、次のようなところがあります。
社会人サークル
音楽やスポーツ、読書、ボランティアなど、同じ目的を持った社会人が集まる社会人サークルは、同じ趣味の友達を見つけやすい場です。中には、交流自体を目的とした飲み会サークルのようなものもあり、大学のサークルと同じような雰囲気で楽しむことができるでしょう。
何か趣味がある人なら、気軽に参加してみてもいいかもしれません。
習い事
習い事も、大人が友達を見つけやすい場です。マンツーマンのレッスンで発表会などもない習い事だと、なかなか仲間と交流するのは難しいかもしれませんが、グループレッスンであれば自然と交流が生まれます。習い事という共通の話題がありますから、会話の糸口もつかみやすいでしょう。
異業種交流会
異業種交流会は、朝活会や飲み会など、仕事の前後で行われることも多く、時間が限られているので気軽に参加しやすいイベントといえるでしょう。テーマが決まっているものや名刺交換など、ビジネス色が強いもの、ラフなものなど、規模や内容は多種多様です。
アプリやSNS
アプリやSNSを使ってオンラインで人脈を広げていく方法です。友達づくり専用のアプリもあり、手軽に始められるというメリットがあるものの、実際に会って親しくなるまでにはある程度時間がかかるでしょう。じっくり友達づくりをしたい人や、アプリやSNSで発信したり積極的に交流したりできる人に向いています。
シェアハウス
ややハードルが高いですが、思い切ってシェアハウスに入居してみるという方法もあります。シェアハウスで、住民と毎日の生活をともにすることになりますから、密度の濃い付き合いができるでしょう。
年代や性別、業種などを限定したシェアハウスなどもありますので、自分に合いそうなところを探してみてください。
友達づくりのコツ
最後に、友達を作るために意識したいポイントを4つご紹介します。
1 誘われたら行ってみる!フットワークの軽さを大切に
バーベキューやスキーなど、イベントに誘われたらとりあえず参加してみるという姿勢を大切にしましょう。「この人とはそんなに仲良くない」「そんなに興味のあるイベントではない」と尻込みしていると、いつまで経っても新しい出会いは訪れません。
もし、行ってみて「いまいちだった」と思ったら、また別の集まりに参加してみればいいだけです。友達が欲しいのであれば、まずは新しい場に飛び込む勇気とフットワークの軽さを持つことが大切です。
2 人や物事に関心を持つ
友達が欲しいと思っているのであれば、自分以外の世界に興味を持つ必要があります。自分自身にしか興味がなく、家で一人の時間を過ごしているだけでは、友達を作ることは難しいでしょう。出会った相手がどんな人なのか興味を持ち、知ろうとする姿勢がなければ、仲良くなることはできないのです。
物事についても同様で、強い興味を向ける対象があれば、同じ物を好きな人と仲良くなれる機会が増えていきます。また、周囲の人が好きなことについて「私もいっしょにやってみたい!」と興味を持つことで、そこからより親しくなれるかもしれません。
内面に閉じこもるのではなく、外部に興味を持つことが、友達の輪を作るための第一歩です。
3 自分からいろいろな情報を発信する
自分のことを一切話さない人や、自分からはまったく人を誘わない人は、「なんとなく近寄りがたい」と思われてしまいがちです。「自分は◯◯が好き」「ここに行ってみたい!」「こんなおもしろいものを見つけた」と、積極的に会話をしたり、情報発信をしたりすることで、親しみやすい印象を持たれやすくなります。
また、「行きたいところ」や「やりたいこと」を発信していれば、同じことに興味を持っている人が集まってくる可能性もあるでしょう。「やりたい人いない?」と声を上げることができれば、連れ立って出掛けるきっかけにもなります。友達づくりには、自分から積極的に動く姿勢が大切です。
4 ここで絶対に友達を作る!と意気込みすぎない
友達づくりを目的にサークルやイベントに参加すると、「絶対に友達を見つけよう!」と意気込みすぎてしまうことがあります。しかし、友達というのは、無理をして作るものではありません。
いっしょに出掛ける相手は見つかるかもしれませんが、その人が本当に「リラックスできる、大切な友人」になるとは限らないでしょう。サークルやイベントは、「友人になれるかもしれないたくさんの人と知り合うことができる場」であって、「自分と仲良くなれるタイプの人しかいない」わけではありません。
また、友達を作ろうと焦るあまり、空回りしてしまうこともあるでしょう。長く付き合える本当の友達を探すためにも、「絶対に仲良くなる」と意気込まず、時には、話の合う人が見つかるまでゆったり構える姿勢も必要なのです。
友達づくりのために新しい世界に飛び込んでみよう!
友達を作るためには、自分自身が積極的になって、いろいろなことにチャレンジしてみる必要があります。誰かからのアクションを待つのではなく、自分から動いてみましょう。
たくさんの人に会ったり、自分のことを発信したりして気が合う人を見つけることが、友達づくりの第一歩です。
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