大学生の貯金は卒業時にいくらあるとよい?平均とあわせて解説
本記事は、SBI新生銀行からのお知らせです。
大学生活は自由度が高く、自分で使えるお金が増える一方で、多くの大学生の「お金の管理」は自己責任になります。「大学生の貯金はどれくらいが普通?」「卒業時にはいくらあれば安心なの?」と先々の不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
実は、筆者自身も大学生の子どもを持つ親であります。日々、大学生のリアルな悩みや、社会へ踏み出す際の経済的なハードルを身近に感じています。
結論から言うと、大学生の貯金額に絶対的な正解はありません。しかし、社会に出るその瞬間に手元にどれだけの備えがあるかで、新生活のスタートラインにおける精神的な余裕や、その後の選択肢の幅は驚くほど変わってきます。
この記事では、大学生の平均的な貯金額や使い道を整理したうえで、新生活の準備や「初任給が入るまでの空白期間」を乗り切るための具体的な対策を詳しく解説します。
さらに、無理なく続けられる貯金のコツや、賢い資産形成のヒントもお伝えします。新社会人として、自信と余裕を持って新しい一歩を踏み出すためのガイドラインとして、ぜひ活用してください。
目次
1.大学生はいくら貯金している?
大学生の貯金・繰越金は、月々1.4万〜1.8万円。自宅か下宿かにより個人差が生じます。
全国大学生活協同組合連合会が実施した「第60回学生生活実態調査(2024年)」の結果から、大学生のリアルな財布事情が見えてきます。
平均値を知ることは、自分の経済状況を客観的に捉え、無理のない貯金目標を立てるためのベースとなります。そして卒業というゴールから逆算して「今、何をすべきか」を判断するヒントとなります。
ただし、この平均値はあくまで目安です。実家暮らしか一人暮らしか、アルバイト収入の金額の差、そして昨今の物価上昇による支出の変化など、個々の状況が複雑に影響しています。最新の統計から、現在の大学生が直面している貯蓄の構造を詳しく見ていきましょう。
1-2.大学生の平均貯金額
同調査によると、大学生の1ヵ月あたりの支出における「貯金・繰越金(貯金や翌月への備えに回るお金)」の平均額は以下のとおりです。
・自宅生:18,360円
・下宿生:14,250円
これを4年間(48ヵ月)継続したと単純計算すると、理論上は自宅生で約88万円、下宿生で約68万円貯まる計算となります。しかし、実際には卒業時にこれだけの金額をもっている学生は多くありません。なぜなら、大学生活には、「貯める時期」と「使う時期」があるからです。
コツコツ貯めていても、レジャーや運転免許、就職活動の準備、そして卒業旅行などで、貯めた資金を大きく取り崩すタイミングが何度も訪れます。
また、特筆すべき点は、前年調査(2023年)と比較して、下宿生の貯金・繰越金(1ヵ月)が490円減少している点です。収入合計はアルバイト代の増加などで増えているものの、それ以上に物価高による「住居費」や「食費」といった固定費や生活必需品の値上がりが家計を圧迫しており、貯金に回せる余裕が削られている実態が浮き彫りになっています。
調査上では、月々約1.4万〜1.8万円の貯金が平均と言えますが、物価高という逆風の中では、意識的に「お金を守る・貯める」工夫をしなければ、卒業時の目標額に届かないリスクがあることも理解しておく必要があります。
1-2.大学生の貯金の使い道
大学生の貯金は「将来への蓄え」よりも「近い将来の大きな支出」に備える傾向が強く、主に以下の目的で使われています。(全国大学生協連調査「第 60 回学生生活実態調査概要報告」2024年4月~9月の特別費)
1.旅行・レジャー費用(卒業旅行など)
アルバイト代の使い道として最も多いのは、旅行やレジャーの費用です(33.3%)。全国大学生協連の調査によると、2024年4月~9月の大学生の国内旅行(68,400円)や海外旅行(163,400円)は高止まり傾向にあるので、貯金なしでは実現が困難です。
2.新生活の準備・免許取得
運転免許(約30万〜40万円)や、就職活動・社会人になるための引っ越し費用(116,900円)など、卒業が近づくほど支出予定が具体的になります。
3.サークル活動(合宿など)
合宿費用(46,300円)など、日常の生活費とは別にまとまった資金が必要になる場面が多いのも特徴です。
4.海外留学
アルバイト代の使い道として海外留学の費用も挙げられます。(530,900円)。渡航費高騰の影響もあり、期間、渡航先、費用の捻出方法など、最も計画的な準備が求められる項目です。
5.貯金
旅行費、生活費に続き、貯金もアルバイト収入などの使い道となっています。
卒業旅行、新生活の準備など、大学生の貯金は、卒業が近づくほどその目的は具体的かつ高額になっていくのが実態です。
2.大学生は卒業時にいくら貯金があると安心?
新社会人で一人暮らしを始める場合、卒業時の貯金目標は「60万~70万円」が目安です。
ここからは、「新卒で一人暮らしを始める大学生」を想定して、卒業時に必要になりやすいお金を具体的に見ていきます。「新居の契約にかかる初期費用」と「初任給が出るまでの生活費」の2つに分けて、なぜこれほどの金額が必要になるのか解説します。
2-1.新生活の初期費用(引越し・家具家電)
一般的に賃貸物件の契約には家賃の4〜5ヵ月分が必要で、東京都23区内(家賃7〜8.5万円想定)なら約30万〜40万円の初期費用を見込む必要があります。
国土交通省「住宅市場動向調査報告書」などの資料によれば、契約時には敷金・礼金・仲介手数料に加え、前家賃や保証会社の利用料などがかかります。これに加えて引越し代や最低限の家具・家電(冷蔵庫、洗濯機、寝具など)の購入費も考慮しておきましょう。
2-2.見落としがち!「初任給」が入るまでの生活費
入社後、初任給が振り込まれるまでの「空白期間」を乗り切るために、約3ヵ月分(約40万円)の生活費を準備しておきましょう。新卒で4月に入社しても、給与が振り込まれるのは月末、あるいは「月末締め・翌月払い」の会社なら5月下旬になることも珍しくありません。
総務省「家計調査年報(2024年)」によると、単身世帯の生活費(家賃を除く)は月に約13万円です。最初の給与が入るまでの食費や光熱費、立て替えが必要な通勤定期代などを考慮すると、最低でも3ヵ月分程度の予備費があれば、気持ちに余裕を持って新生活を始められます。
3.大学生におすすめの貯金方法とコツ
貯金の最大のコツは、「具体的な目標設定」と「貯金の仕組み作り」です。
「余ったら貯金する」という考えでは、どうしても目の前の誘惑に負けてしまいがちです。「意志」に頼らず、習慣化して、無意識にお金が貯まる仕組みを作ることが、卒業時の目標達成への近道です。無理なく続けられる5つのステップを見ていきましょう。
3-1.貯金の目標を立てる
貯金を続けるには、「何のために、いつまでに、いくら貯める」を明確にすることが大切です。ただ漠然とお金を貯めようと思っても、日々の誘惑に負けてモチベーションが続きません。「卒業旅行でハワイに行く」「新居で憧れのドラム式洗濯機を買う」など、自分自身がワクワクするような具体的な目的を持つことが大切です。
目的が決まったら、必要な金額と期限から逆算して、短期目標も設定しましょう。例えば、目標まで残り20ヵ月で40万円必要なら、月2万円と数値化されます。このように「今月やるべきこと」が明確になれば、アルバイトのシフト調整や節約の意識も自然と高まり、着実にゴールへ近づけます。
3-2.支出を把握し、節約する
貯金ができない原因の多くは支出の不透明さにあるため、まずは収支を記録し「お金の使い道」を可視化しましょう。支出を把握するには、自動で記録ができる家計簿アプリの活用が便利です。
内訳が明確になれば、不要なサブスクやなんとなくの買い物などの節約ポイントが見つかりやすくなります。また、クレジットカードの利用履歴を定期的に確認し、使いすぎを未然に防ぐ習慣をつけましょう。
3-3.先取貯金をする
一般的にお金を貯めるコツは、アルバイト代が入ってすぐに決まった額を貯金用口座へ移す、「先取り貯金」を仕組み化することです。「余ったら貯金する」という方法では、つい誘惑に負けて使い切ってしまいがちです。
毎月の収入から、一定額を貯金に回し、そのお金は「最初からなかったもの」として残りの予算内で生活しましょう。この習慣を身につけるだけで、意思の力に頼らずとも着実にお金が貯まっていきます。
3-4.長期休暇を利用したアルバイトをする
春休みや夏休みなどの長期休暇は、学業と両立しつつ集中的に稼いで貯金を一気に増やすチャンスです。時間に余裕のある休み期間にシフトを増やしたり、高単価なアルバイトを掛け持ちしたりして収入アップを狙いましょう。ただし、効率よく稼ぐためには「年収の壁」の最新ルールを知っておくことが不可欠です。
最新ルールは以下のとおりです。
・150万円の壁
これまで、親の扶養に留まるための収入基準は「130万円未満」でしたが、2025年(令和7年)10月1日以降は、この基準が150万円未満に引き上げられました。(19歳以上23歳未満の学生が対象)
アルバイトの年収が150万円を超えると親の社会保険(扶養)を外れる(学生本人が健康保険に加入する)ことになり、学生本人が「国民健康保険」や「国民年金」の保険料を支払わなければならなくなります。
また、「扶養控除」が適用されなくなり、親の税金支払額が結果的に増えてしまうので注意が必要です。
・178万円の壁
物価高への対応として、2026年から所得税が発生し始める年収基準(いわゆる103万円の壁)が、特例的に178万円まで引き上げられる予定です。こちらは、1年間の収入が178万円を超えると学生本人に所得税がかかってしまうので注意が必要です。
まずは、社会保険の負担が発生してしまう「150万円の壁」を一つの目安にしたうえで、長期休暇を利用したアルバイトをしてみましょう。
3-5.貯金用の口座を開設してみる
効率的にお金貯めるには、生活費用の口座(使う財布)とは別に、貯蓄用の口座(守る財布)を新設することをおすすめします。生活費と貯金が同じ口座に入っていると、本当の残高が曖昧になり、気づかないうちに貯金に手をつけてしまいがちです。貯蓄用口座を開設し、給与を一定額移す仕組みを作るだけで、格段に管理しやすくなります。
これから口座を作るなら、28歳以下限定の特典が充実しているSBI新生銀行のU28など、手数料優遇がある銀行を選ぶのが、賢くお金を守るコツです。
4.社会人になる前に知っておきたい「お金の守り方」
給与の仕組み(額面と手取り)を正しく理解し、ムダな出費を徹底的に排除しましょう。
新社会人になると、自分で稼ぐ達成感と同時に、「給与から差し引かれるお金」や「日常的に発生する手数料」といった現実が見えてきます。これらの仕組みを理解しているかどうかで、将来の貯蓄に影響が出ます。入社前に知っておきたい「守りのお金の知識」を整理しておきましょう。
4-1.「額面」と「手取り」の違いを知ろう
会社から支払われる「額面」から、社会保険料や税金が差し引かれた残りが、実際に使える「手取り」です。新卒の初任給として提示される金額は、そのまま全額を受け取れるわけではありません。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、大卒の初任給平均は約25万円ですが、ここから様々な費用が天引きされ、手取り額は約21万円(住民税は翌年から課税)となります。額面金額での生活設計をせず、必ず手取り額で試算しましょう。
4-2.手数料を甘く見ない
コンビニATMの利用料や振込手数料といった「小さなコスト」を徹底的にカットすることが、新生活の家計を安定させる鉄則です。数百円程度の少額の手数料も、積み重なれば年間で数千円〜数万円の大きな支出になります。今から「手数料を払わなくて済む環境」を整えておきましょう。
・ATM出金手数料が無料の銀行(時間外やコンビニ利用でも手数料がかからない銀行を選ぶ)
・他行宛振込手数料が無料の銀行(振込にかかる費用がかからない銀行を選ぶ)
これらの手数料を意識した口座選びをしておくことが、無理なくお金を守るコツです。
5.社会人になっても賢くお金を貯めるならSBI新生銀行の「U28」がおすすめ
28歳以下なら「提携ATM手数料0円」「高い預金金利」「振込手数料10回/月無料」を享受できるSBI新生銀行のU28。
この口座は「お金を守り、かつ増やす」ための仕組みが備わっています。具体的な3つのメリットを詳しく解説します。
1. 提携コンビニATM出金手数料が何度でも無料*1
セブン銀行やローソン銀行などの提携コンビニATMでの出金手数料が、28歳以下なら回数制限なしで無料になります。通常、銀行の手数料無料枠には「預金残高〇万円以上」などの条件があることが多いですが、U28は無料。24時間いつでも出金手数料が0円です。
2. 「他行宛ネット振込手数料」毎月10回無料*2
家賃などの支払いや急な送金が必要な時も、月10回まで他行宛ネット振込手数料が無料になります。
毎月の数百円の振込手数料も、年間では数千円の差になります。U28ならこの固定コストをゼロに抑えられるため、浮いたお金をそのまま貯金に回せます。
3. 高い預金金利で効率的に貯められる
U28は、ステップアッププログラムの最上位ステージであるダイヤモンドステージの優遇特典を利用できます。ダイヤモンドステージの円普通預金の金利は、スタンダードの金利に比べて高く設定されるため、「貯める専用口座(守る財布)」として存分に活用できます。(2026年2月3日時点)
ステップアッププログラムについて詳しくはこちら。
*1. 設置先の営業時間やATMのメンテナンス等によりご利用いただけない場合がございます。
*2. 11回目以降は1回あたり75円(税込)かかります。
6.よくある質問
お金を貯めるべき理由から、具体的な100万円達成のシミュレーションまで、将来の安心につながるヒントを回答します。
Q:大学生は貯金をするべきですか?
A:無理のない範囲で貯金を続けることをおすすめします。貯金は、将来の自分が困ったときにそっと支えてくれる「お守り」のような存在で、卒業後の選択肢を広げてくれるからです。
大学生のうちに貯金をする意味は、単に口座残高を増やすことではありません。自分のお金を自分で管理する習慣、いわゆるマネーリテラシーを身につけることにあります。卒業時に引っ越し費用や初任給までの生活費を自分で用意できれば、「自分でスタートを切れた」という実感が、大きな自信につながります。
一方で、学生時代にしかできない経験も、人生にとってかけがえのない財産です。旅行や留学、趣味や友人との時間は、あとからお金で買い戻すことはできません。
貯金を意識するあまり、こうした経験を我慢しすぎてしまっては本末転倒です。「今の自分への投資」と「将来の自分への備え」、どちらも大切にしながら、無理のないペースでお金と向き合っていきましょう。
Q:大学生が100万円を貯めるにはどうすればよいですか?
A:例えば「大学4年間で100万円」をひとつの目標にするなら、先取り貯金や、長期休暇のアルバイトを組み合わせる方法が、無理なく続けやすい王道です。100万円と聞くとハードルが高く感じますが、4年間(48ヵ月)で考えると、月に約2万円の貯金をすることで達成できます。数字にしてみると、意外と現実的なラインだと感じる人も多いはずです。
まずは、毎月のアルバイト代から2万円を先取りで貯金用口座へ移すこと。そして、夏休みや春休みなどの長期休暇にまとまって稼げた分を「貯金のボーナス」として上乗せします。
アルバイトをする際は、「年収の壁」も意識しながら、無理のない範囲でシフトを調整しましょう。働きすぎず、学業や体調とのバランスを取ることも大切です。
このように、「いつまでに、いくら貯めるのか」を見える形にしておくことで、貯金はぐっと続けやすくなります。大切なのは「強い意志」ではなく、「習慣化」、続けられる仕組みをつくることです。
7.大学生の貯金は卒業時の選択肢を広げる!無理のない範囲で始めよう
大学卒業時に60〜70万円程度の準備金があることは、新社会人としての自由と自信を支える土台になります。
大学生のうちに貯金しておくことは、自分の足で新しい生活のスタートを切れる「安心感」につながります。引越しの初期費用や、最初の給料が入るまでの生活費を見越した資金があると、精神的なゆとりが生まれ、新しい仕事にも集中できるようになります。
お金は、ただ貯めること自体が目的ではありません。自己実現や将来の選択肢を狭めないための大切な「道具」です。自分を守り、可能性を広げてくれる味方だと思って、前向きに付き合っていきましょう。
また、大切な学生時代を犠牲にして、節約に明け暮れる必要もありません。大切なのは、先取り貯金やお得な口座選びといった「仕組み」作りです。自分のお金を、自分でコントロールしているという感覚を少しずつ育てていきましょう。
賢く守り、賢く貯める習慣は、社会人になったときに必ず役立ちます。まずは今日から、できることをひとつだけ。自分の支出をざっと見返してみたり、貯蓄用の口座を作ってみたりするだけでも十分です。小さな一歩でも「自分でお金を管理している」という感覚は、この先の暮らしも支えてくれます。
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